シロテテナガザルの発達検査   No13  00/12/07(Thr) 15:30〜16:30 2歳9ヶ月齢

<さくらの観察>
テナガ・さくらの観察も1年が経過した。
月に一度、それも1時間程度の観察なのに、意外だったのは、毎回新しい発見があったことだ。
少しずつだが、発達していることが実感できるというのはうれしいことだ。

さて、今回の発見は、ペットボトルのフタを自分で開けて中のレーズンを取り出せた、ということ。
ペットボトルは液体を入れるものという先入観があって、今まで思いつかなかったが、今朝通勤途中の車の中でひらめいた。
中にレーズンを入れてみたら、取り出せるのではないかと。
見事に成功!
賢いなあ、さくらは。えらい!この1年間の学習の成果だ。

ペットボトルフタをあける.jpg (17009 バイト) こうして自力でフタを開けて、中のレーズンを取り出して食べた

次に、前回の追試として、各種ぬいぐるみだけを目の前にばらまいてみて、反応を見た。
しかし、サルのぬいぐるみに特別関心があるようには見えなかった。
ぬいぐるみのちょっとした飾りや出っぱりをかじってみるくらいだった。

ぬいぐるみをくわえる.jpg (24654 バイト) モンキーセンターで買ったチンプの赤ちゃんのぬいぐるみをくわえる

次に、鏡を見せながら、鏡を裏返したときにどうするか反応を見た。
予想どおり、元へ戻そうとした。

鏡を裏返す.jpg (15648 バイト) 裏返した鏡を元に戻そうとする

<さくらと妹の観察>
次に、さくらとさくら妹を一緒につないで、あいだにバナナを6切れ置いて、様子を見た。
二人ともすぐに両手でバナナをつかんで食べはじめた。
ということは、2切れ取り残されたということ。それ以上欲張って、どこかへ持っていって隠すなどして独占するということはない。食べ終ってから、取りにいった。結果的にさくらの方が食べるのが早いのでたくさん食べた。そして、食べ終ると、妹のを取り上げて食べた。

バナナを置く.jpg (16314 バイト) 二人の間にバナナを6切れ置く

バナナを仲良く食べる.jpg (18786 バイト) こうして二本ずつ仲良く食べる、しかし、

バナナをとりあげる.jpg (16013 バイト) さくらが先に食べ終ると、妹のを取り上げて食べた

このあと、30分ほど遊ばしておいたが、とっくみあいをするようなこともなく、じゃれあって遊んでいたが、突然、抱き合った。
夕方が近づいて、寒くなったために抱きついただけかもしれないが、私は、こんなふうに、お互いが相手を信頼しながらかかわり合える関係を持つということが類人猿を特徴づける大きな要素なのではないかと、感じた。

抱き合う.jpg (8920 バイト) 抱き合った、仲のいいこと!

ニホンザルもこんな風に抱き合うのだろうか?人間はもちろん、こんなふうに抱き合いますね。

さくらの声(2000/12/31)。要求の意思表示と思われる。 

最後に、この1年間の発達検査を表にまとめると、以下のようになる。
要するに、ヒト10ヶ月の節目を完全には越えていないけれども、もうちょいで越えられる可能性があるということ。

<ヒト10ヶ月の姿とさくら(1歳9ヶ月〜2歳9ヶ月)との比較>

ヒト さくら

積み木の対抗面を持って把握する。

積み木の対抗面を持って把握することができる。

鐘の鐘舌にさわる。

鐘を持ち、反対の人差し指で鐘舌をつつくことはできるが、ヒトの6〜8ヶ月に見られるはずの、柄を持って振りならしたり何かに打ち付けたりする姿は見られない。

人差し指と親指で小さいものをつまむ。

親指と人差し指を使うが、完全なピンチ把握は出来ない。

蓋つき鍋の取っ手を持ちつつ利き手で鍋の蓋を取り、中のものを取り出す。そして、取り出したものを鍋に入れようとしたり蓋を鍋につけていこうとしたりする。

蓋つき鍋の取っ手を持ちつつ蓋を取り、中のものを取り出すことはできるが、出したものを入れようとしたり蓋を鍋につけていこうとする姿は見られない。ものとものを関係づけることはない。


ただし、出したものを捨てるとき、必ずそれを見て、意識しながら落とす。

珍しくて興味のあるものに対する親指人差し指の接近。

ヒトが持っている買い物袋やソフトクリームなどを素早く取る。

両手でものを持ったまま相手のしていることに見入り模倣する。出来たらうれしそうに相手を見、ほめ言葉を笑顔で受け止める。叱り言葉がわかる。

両手でものを持つことはできるが模倣はしない。叱られるとキューキューと悲しそうな声をだす(?)

「ちょうだい」で渡す。

「ちょうだい」で渡さない。

鏡の中の自分がわかる。

後ろを探ったりのぞいたりすることや、おでこに貼ったシールに手を伸ばさないところから自己認識は出来ないと思われる。

鏡の中の自分に手を出したり口づけしようとする。

鏡の中の姿を見て舐めたり頬ずりしたりして親愛の情を示す()。
長い間、飽かずに眺める。

鏡に写っている他者があれば振り返って認める。

たまに振り返ることがあったが、足音で気づいたのかもしれない。

鏡を裏返したとき、自分から鏡を戻そうとする。

両手で鏡を持ち、自分で戻そうとする。

緑色文字はヒトの10ヶ月の力を示す
印は定位的操作の前段階である定位的調整の兆しが見える項目

シロテテナガザルの発達検査  No14  00/12/31(Thr) 14:30〜15:30 2歳10ヶ月齢

この日は休園日で、ゆっくりと落ち着いて観察ができた。天気曇りで肌寒い。

<さくらの記憶板検査>
まず、記憶板を使って実験してみた。
記憶板というのは↓のような装置で白い蓋を持ち上げると、下に絵が描いてある。その絵の場所を記憶できるかどうかを試す装置だが、さくらにはその課題は無理なので、決められた位置の白い蓋の下にレーズンを置いて、それを何回でも確実に開いて食べることができるかどうかを見た。

記憶板白板をめくる.jpg (20026 バイト) 一番上の真ん中の蓋の下にレーズンを置いた。1枚目での正答率30%

↑の写真の位置にレーズンを隠しておいて、2回練習した後、10回連続で試してみた。
すると、1枚目でレーズンを入手したのは3度。2枚目では3度、3枚目で入手は3度、5枚目では1度。
3枚目までで90%の成功率なのでまあまあの成功率だが、これでは、確実に場所を記憶したとはいえない。

次に、赤い色紙を貼って試してみた。

記憶板中央に赤紙.jpg (21570 バイト) 色紙の貼った蓋の下にレーズンを隠す。正答率100%

最初、上の実験と同じ所に赤紙を貼ったら、3回連続で正解した。それで、一つ下にずらして中央に貼ってみた(↑の写真)ら、それでも2回連続で正解した。

それで、次にこの装置を90度回転して前に置くと、一番最初の実験でレーズンを置いた蓋の位置(黄色矢印)に手をやって、しばらく考え、そこは開かずに別の蓋を開き、最後に正解の赤い張り紙の蓋を開けた。

記憶板右上赤いシール.jpg (19527 バイト) 少し迷い、考えて、試行錯誤した結果、3枚目で正解

この課題は難しかったかもしれない。しかし、新たな局面になった時、迷って考えたという点が重要だ。
それと、このような複雑な課題にじっくりと取り組めること、いやがらずに、いや喜んでやるということがすばらしい。

この実験は次回(最終回)1月3日(水)にもう少し目的をはっきりさせて追試してみる。

<さくらの鏡>
鏡を見せてみた。いつものように体を鏡にくっつけ、ほおを寄せた。そして、・・・

さくら鏡を見つめる.jpg (17688 バイト) 鏡をのぞき込み、写っている人をじっくりと見つめる、その直後、・・・

さくら鏡を振り返る.jpg (15273 バイト) 後ろの人を振り返った

鏡に映っている人をじーっと見つめていたが、次の瞬間に振り返って見た。こんなことは初めて。
それから、今回は鏡の後ろをさぐるという行動はなかった。
鏡についての理解が深まっているのではないか?(ただし、振り返ったのが本当に鏡の性質を理解してのものかどうか、何かの物音に反応したのではないかという疑問もある。追試が必要)

<さくら妹にレーズン入りペットボトル>
前回、さくらはレーズン入りペットボトルの蓋を開けて、見事にレーズンを取り出して食べた。
それで、同じことをさくら妹に試してみた。すると、

さくら妹ペットボトル.jpg (16974 バイト) 妹はこうやってボトルをかじるのみ

さくらにやってみると、すぐ蓋を開けて取り出した。

さくらペットボトルの蓋を取る.jpg (19305 バイト) 上手なさくら。このあとボトルを逆さにしてレーズンを下に落として食べたbutton_video.gif (221 バイト)

前回、このペットボトルからレーズンを取り出す操作は、試行錯誤なしにいきなりできた。逆さにすればレーズンが出てくるということもパッと理解できた。誰もやり方を教えたわけではない。が、これまでにペットボトルの蓋を開ける技術は習得していた(その9参照)。
考えてみれば、さくらが生れてからの生活体験は豊富だった。この1年半は、毎日何十人もの人とかかわり、人の行動を観察する機会があった。また、園長さんはじめ飼育係の方々や私達が、何とか様々なことができるようにならないかと働きかけてきた。このような操作ができたことは、そのことと無縁ではないだろう。
それから、この事実は、何か新しいことを身につける時には、人の「ものまね」をするだけではダメ(精緻な「ものまね」ができるのは人間だけだそうだが)で、自ら主体的に物事に取り組み思考し理解することがより重要な要素になるということを示していると思う。これは人間でも同じことだ。

独り言・・・
学校の授業で板書を写しただけでは、内容は理解できない(実は、それさえできない生徒が増えているが・・・)。その行為の中に自分で主体的に考える、という事がないと何の意味もない。類人猿にはそういう自分で物事を考える能力が生まれつき備わっているのではないか?今、学校がうまく機能していないのは、そういう能力の発揮を阻害する要因が余りにも多すぎることに原因があると感じている。
それから、猿まわしのサルに芸をしこむ方法→モールディング(鋳型にはめる)によって作られた行動にプロンプト(先行するてがかり)をつける、という記述が「心の進化」(岩波書店、p18〜19、松沢)にあったが、まさにそのような手法でいま学校教育が行われていると思う。つまり、受験というプロンプトをつけられた問題解決訓練というモールディング。
教師は猿まわしのサルを養成しているのか?授業をやっていて、生徒から「これはテストに出るの?出ないの?」としか聞かれない時の空しさ!

さらに、「まねるということは、じつはチンパンジーにも難しい」(上記p19)が、人間にも難しいと思う。
昔、鶏の解体ができるようになろうと、処理場に1週間通ったことがあった。
最初はパートのおばさんが上手にさばいているのをそばでじっと見ていたのだが、いざ包丁を持って切ってみると、全くできない。肉がすべるような感じで、羊羹を切るのとも、魚をさばくのとも違う感覚だった。刃(歯じゃなくて)が立たないとはこのこと。それで、何回も失敗して、10羽ほど解体した後、やっと何とかかっこうがつくようになった。切り刻んでいるのが商品なので、迷惑をかけてはいけないというプレッシャーがきつかった。そのプレッシャーのおかげで、これでも上達が速かったのだと思う。それほど、肉を切るのは難しい。
この経験から、学ぶということは、「まねること」と「自ら試行すること」と「試行しながら考えること」の繰り返しではないかと思ったのだが、・・・違うかな?(ただし、さくらはヒトのまねをすることはできない。まねるということは、その前段階としてその操作や行動をしっかり脳に記憶しておかなければならないが、それがどの程度できるのか調べる必要がある。つまり記憶力がどの程度なのかを知る検査。)

さくらは定位的操作や鏡での自己認識はできないが、ものの性質についての理解力はあるし、考える力、学習した操作を記憶する力を持っている。それに学ぼうとする主体的な意欲を持っている。

<さくら&さくら妹の間に6切れのバナナ> さつき:2歳1ヶ月齢
前回同様、二人の間にバナナ6切れを置いて様子を見た。
そうすると、前回と同じく二人とも2切れずつ持ち、バナナが置いてあった所から離れて食べた。椅子の上には2切れ残った。
しばらくして、さくらが先に2切れを食べ終ったので、残りの2切れを取って食べた。
面白かったのは、さくら妹が、取った2切れのうちの一つを後ろの小屋の中に落とし(隠し)ておき、一つ食べ終ったあと、すぐに取りに行かず、さくらに見つからないようにフェイントをかけながら後ずさりし、さっと取ってすぐさま口の中に押し込んだこと。

さくら妹フェイントをかける.jpg (19324 バイト) 後ろに隠したバナナ(黄色矢印)をすぐに取りに行かず

さくら妹フェイント2.jpg (19449 バイト) さくらの方を何度もうかがいながら、バナナは見ないでへっぴり腰でバックして・・・

バナナの方は見ないようにして近づき、おもむろに振り返ってさっとバナナを手にした。

さくら妹バナナを取る.jpg (18603 バイト) バナナを取った

取ってすぐさま、バナナを口一杯にほおばった。こうすればさくらに取り上げられる心配はない。
見ていた一同大爆笑。
前回も前々回も手に持っていたバナナをさくらに取り上げられた。それで、このような行動に出たものと考えられる。
その時のビデオbutton_video.gif (221 バイト)

<姉妹げんか>
このあと、二人で遊んでいたが、さくら妹はさくらが近づくいてくると、さくらを避けて逃げていた。しかし、

さくら妹さくらを後ろからける.jpg (16524 バイト) スキあり!妹が後ろからさくらを蹴った

この後すぐ、妹は後ろに逃げ、さくらは振り向いて追いかけたが、復讐するということはなかった。
姉さんは心が広い。
こんなシーンは初めて。人間の兄弟げんかみたい。

テナガ・さくらは2001年1月12日(金)、東京・羽村市動物公園にお嫁入りすることになった。
それで、この冬休みがさくらとの最後の出会いとなった。
たくましく育ったので、向こうでも元気に生きていくだろう。さくら、元気でな!

次回1月3日(水)が最後の授業となる。お楽しみに。

シロテテナガザルの発達検査   No15(final)  2001/01/03(Wed) 11:30〜12:30 2歳10ヶ月齢

ほぼ1年間さくらの発達を観察してきたが、さくらがお嫁に行く(東京・羽村市動物公園へ)ため、今回が最終回となった。
さくらはもうすぐ2歳11ヶ月齢になる。
天気はくもり時々雪。非常に寒い。
園長さんによると、さくらは朝から機嫌が悪いらしい。

<2個のコップの一つにレーズン>
赤いカップと青いカップを用意し、さくらの見ている前で青いカップにレーズンを入れ、伏せる。カップの左右を入れ替えてさくらの前に置く(この一連の動作はさくらの見ている前で行う)。そして、どうするかを見た。すぐに青いカップを持ち上げてレーズンを取り出せれば成功、できなければ失敗。これは、追視と記憶力をみる課題だ。

0103青いカップ.jpg (15602 バイト) 青いカップを持ち上げてレーズンを取る

一回目は、さくらから向かって右側に青カップ、左側に赤カップを置き、レーズンを青カップに入れてから、写真↑のように左右逆に動かして、様子を見た。青色カップを持って、成功。

二回目は、今度は左側に、青カップ、右側に赤カップを置き、レーズンを青カップに入れてから、左右逆に動かして様子を見たら、向かって右側の青カップを持ち上げてレーズンを取った。これも成功。

三回目は、もう一度一回目と同じ条件でやってみたら、これも成功。

四回目は、二回目と同じ条件でやったら、これは赤いカップをつかんで失敗↓。

0103赤いカップ.jpg (16398 バイト) レーズンの入っていない赤いカップを持ち上げて、失敗

五回目は、一回目と同じ条件で、レーズンではなく小さく切ったバナナを使用したら、これも成功。

<はめ板の下にレーズン>
次に、カップの代わりに、はめ板の下にレーズンを隠すのを見せて、ちゃんと取れるか見た。
一回目は左端正方形のはめ板の下に置いたら、成功↓。

0103はめ板下にレーズン.jpg (19992 バイト) 隠したレーズンを取り出せた

二回目は、真ん中三角形のはめ板の下に置いたら、最初左の正方形に手を出し、次に右の丸形、最後に真ん中三角形に手を出した。失敗
しかし、一回目の左端正方形の印象が残っていたのかもしれない。

三回目は、一回目と同じように左端正方形の下に置いたら、うまく取り出せた。成功。

もう少しやりたかった(レーズンをはめ板の下に隠したあと、ついたてで一度視線を遮ってから様子を見るという検査や前回の記憶板検査)が、雪が降ってきて寒く、食欲もなくなってきて、レーズンに反応しなくなったのでここで終了した。
結局、上記の記憶力検査は8回中6回の成功
天候が悪く、集中力がイマイチだったので検査に良い条件とは言えなかった。
結論としては、しっかり集中した時には間違えなかったと言えるだろう。
また、レーズンを使うことがこの検査にふさわしいかどうかも検討する余地がある(食べ物でなくて興味を惹くものがないかどうか?)。

<鏡>
最後なので、赤いシールをいっぱい貼って試してみた。が、鏡を見ながらシールにさわるという自己認識はできず。

0103鏡.jpg (15233 バイト) このように、顔、腕や胸にいっぱいシールを貼ったが、自己認識できず

テナガについて世界中でこの種の検査が行われている。しかし、・・・
鏡でしか見えないような位置に餌を隠しておいて、餌を取り出せるかどうかを見るという実験では成功例が報告されているが、額に色を付けての実験では、今だ成功したという報告がない。テナガには無理なのかもしれない・・・(ちょっと弱気、これが最後なので)。
鏡の性質を理解できるということと、自分自身を認識するということとの間には大きな落差があるのかもしれない。

 さつきが口をあけて怒る さくらがさつきを抱く
姉妹の遊びのシーン 
右手を震わせる(寒さで?)。さらに一回転ジャンプ。 

<最後に>
今日の検査は、気象条件が悪かったので(寒くて)、朝からさくらの機嫌が悪く、こちらの検査にうまくのってこなかった。
まあ、こういうこともあるだろう。人間でもよくあること。

初めてさくらに出会った時に感じた”何て人間的なサルなんだろう”という印象は、この1年の観察でますます強められた。
ニホンザルとチンパンジー・ヒトとの中間というよりは、こちらに近い存在という印象だ。類人猿というだけのことはある。
定位的操作も鏡による自己認識も、もうチョイで出来そうという感じだけれど、これは大人になっても出来ないかもしれない。
しかし、今まで報告されていない様々な能力を引き出すということは、もっともっと出来る可能性がある。
人間から様々なかざりを削ぎ落としたら、きっとこういう姿になるだろうというヒトの原点が確認できるだろう。
そういう意味で非常に興味深いサルだ。

最後に、さくらと記念写真を撮ってお別れした。

0103さくらと一緒.jpg (22679 バイト) さようなら!さくら

なお、この検査を1年余り続けるに当たって、福知山市動物園の二本松俊邦園長さんはじめ職員の方々には、お忙しいところをさくらの検査のために場所や施設を融通していただき大変お世話になりました。また京都大学霊長類研究所の松沢哲郎さん、打越万喜子さんと滋賀県立大学の竹下秀子さんには、多くの助言だけでなく文献や著書を提供していただきました。厚くお礼申し上げます。
霊長類研究には全くの初心者である私にとって、この1年間はさくらとともに成長・発達した1年でした。
これからも、何らかのテーマを見つけてテナガザルと付き合っていきたいと考えています。

なお、さくらの妹は”さつき”という名前をもらって、子ども達と元気に遊んでいます。

0128.jpg0128.jpg (36931 バイト) さくらの妹、さつきちゃん。(福知山市動物園で、28/01/01撮影)

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