Borneo旅行 Aug/2000 NO1

<行程>
KKのハイアットホテル以外は、今回もジスコ東京のSさんにお世話になった。
05(土):関西空港12:00発 →19:30クアラルンプール21:15→23:45 コタキナバル着  カラムンシンホテル泊
06(日):コタキナバル散策   ハイアットホテル泊
07(月):コタキナバル7:00発 →7:40 サンダカン着  ゴマントン洞窟→スカウへ、リバークルーズ  キナバタンガンリバーサイドロッジ泊
08(火):午前:ロッジ裏のトレイル散策、午後:ゴマントン洞窟     キナバタンガンリバーサイドロッジ泊
09(水):スカウ散策 ・ジャングルクルーズ     キナバタンガンリバーサイドロッジ泊
10(木):スカウ散策 ・ジャングルクルーズ   キナバタンガンリバーサイドロッジ泊
11(金):サンダカン14:50発 →15:30 コタキナバル着        ハイアットホテル泊
12(土):コタキナバル16:00発 → 関西空港23:25着     関空そばのワシントンホテル泊

<目的>
今回の目的は、ゴマントン・スカウ周辺の動物を見ること。

<一日目、8/5(土)>
関空発の飛行機は満席。
当初の予定は8/6(日):関西空港01:15発 → コタキナバル06:40着というジスコのチャーターした夜行直行便だった。
が、どうも乗客が集まらなかったみたいで、飛ばなくなったようだ。不思議だなあ。成田からの直行便は満席なのに。
関西の人間はボルネオ島へ行きたがらないのか?
それとも、シパダン島事件の影響?

ペナン経由KL乗り継ぎのこの飛行機、KKへ行くには最悪。12時間近くかかる。これならヨーロッパにでも行ける。
それに何故か今回の機内食はまずい。
空港両替所でのレートは100円=3.4408リンギ、ということは1リンギ=29円ということ。
ぶつぶつ言いながらKKに到着。ジスコの現地職員が待っていてくれて、車でホテルへ。
一息ついたら午前1時。カラムンシンホテルもまあまあいい。

<二日目、8/6(日)>
この日はゆっくりできる。8:15起床。くもり。窓からキナバル山が見えた。
ここまで、学期末の面談、クラブの天体観測、焼岳・浅間山巡検と強行スケジュールだったので、休養することにする。
ホテルを10時に出た。荷物はハイアットホテルに置いて、ガヤストリートの日曜市へ。日曜市は12時まで。

日曜市風景.jpg (25994 バイト) 日曜市風景

テングザルとオランウータンのTシャツを買う、一枚30リンギだった。
犬を130リンギで、オームを180リンギで売っていた。 

子犬.jpg (17360 バイト) 子犬(130リンギ)

オームくん.jpg (20815 バイト) オーム君(180リンギ) 

ちまき.jpg (19695 バイト) ちまきのような食べ物(3リンギ)

このちまきのような、三角おにぎりをササの皮で包んだような食べ物を一個3リンギで買い、近くのセブンイレブンで缶ビールを買って、ハイアットのクーラーのきいた快適な部屋で昼食とする。
1時間ほど昼寝したら、だいぶ疲れがとれた。
そうこうしていると、コタキナバル日本人学校の中山さんより電話があり、安間繁樹さんといっしょに夕食をとることになる。

カンポンアイル.jpg (18052 バイト) カンポンアイルでの夕食

カンポンアイル駐車場の屋台で海鮮料理。エビ、魚のからあげ、カエル、野菜炒め、餃子など。ビールをいっぱい飲んで、全部で151リンギ。
カエルは骨ごとぶつ切りにして野菜といっしょに炒めてあった。オイスターソースでからめてあって美味。
エビを生のまま皮をむいて、醤油と酢につけて食べていると、隣席の現地の方が、じーっと見つめていた。あんなもんよく食うなあ、という目で。

安間さんには、ゴマントン洞窟の情報を詳しく教えていただいた。
夕方6時頃に、ものすごい数のコウモリが洞窟上の穴から竜巻のように空に舞い上がり、上空にはそれを狙う鷲が待ちかまえていて、襲いかかるという。それが見どころだということを。

<三日目、8/7(月)>
4:45起床。空港に行った。7:00発のサンダカン行き。ビジネスクラスだった。たった40分の飛行ではもったいない。
右の窓側の座席。上空から、セピロック保護区とパーム園の境界線が直線状にはっきり見えた。
熱帯雨林の範囲がいかに狭いか、飛行機から見るとよく認識できる。

セピロックの保護林.jpg (12310 バイト) 保護林の境界、左側がセピロック保護区

空港には迎えが来ていて、サンダカン市内へ。
ホテルサンダカンで待ち合わせることにして、車はカメ島からの客を拾いに行った。
市内を歩いてみる。サンダカンは人が多く、活気のある街だ。市場では魚がいっぱい。

サンダカンの魚売り.jpg (29137 バイト) サンダカンの魚市場

商店街には日よけのカーテンがつるしてあった。

サンダカン市街日よけ.jpg (23638 バイト) サンダカン商店街の日よけ

ホテルサンダカンでカメ島からの客と合流してゴマントン洞窟へ。

Borneo旅行 Aug/2000 NO2

<三日目、8/7(月)の続き>
カメ島からの客と合流し、8:45にサンダカンを出発、ゴマントン洞窟へ。10:25着。
受付で名前を記入して洞窟の入り口へ。入り口横の木の上にオランウータンがいた。

洞窟の中は、ツバメとコウモリのうんこが降り積もって異様な匂いがした。また、何故かゴキブリがいっぱい。
はっきいって気持ちのいいもんじゃない。早々に退散した。

ゴマントン洞窟内部.jpg (16947 バイト) ゴマントン洞窟の中 ごきぶり.jpg (22425 バイト) 密集したごきぶり

ゴマントンを出発して、12:45にキナバタンガンリバーロッジ着。13:00から昼食。ビュッフェ形式。

ロッジ.jpg (17703 バイト) キナバタンガンリバーロッジ

それから部屋で昼寝。15:00前から降り出した夕立はすぐにやんだ。15:30から下流方面にクルージング。
川をしばらく下ると、左岸側に象の群れがいた。こわごわのぞく。草を食べている。子象も含め11頭数えたが、他にもいるようだ。
この他、テングザル、シルバーラングール、ホースラングール、カニクイザル、サイチョウ、ワシが見られた。

19:00に船はロッジに帰り着いた。19:30より夕食。ビュッフェ形式でお代わり自由。
タパイ(ライスワイン)を注文したが置いてなかった。そしたら、MONTOKUをどこかに買いに行ってくれた。ボトル5.5リンギ。これは焼酎の味でいける。
カメ島から来た日本人女性をさそって、一緒に食べる。彼女は福岡から来た一人旅。今夜の日本人は我々二人のみ。
お名前を聞いてなかったけど、このページ見てますか?

<四日目、8/8(火)>
5:30起床。霧が出ている。朝食後、ロッジの後ろにある森に行く。
私のガイドはDENNIS。以前ダナンバレーで働いていてこちらに移ってきたという。鳥に詳しい。
彼の歩き方は慎重そのもの。ゆっくり、ゆっくりと物音を立てないように歩く。これは動物を見るためには基本的なことだ。
森の中では、上から根を下ろしてきて寄生した木を締め付けてしまうというFixed Tree、大きなムカデ様の虫、切断すると水が出てきて飲めるという木、熊の爪痕などを観察した。

大むかで.jpg (16500 バイト) 大きなムカデ様の虫 水の出る木.jpg (11240 バイト) 水の飲める木 熊の爪痕.jpg (22826 バイト) 木の表面についた熊の爪痕

歩いていると、上からテナガザルのホワッ、ホワッという声が聞こえてきた。ラッキー。テナガはシャイなので、めったに近づけない。ここのテナガはミューラーテナガザル。計4人の家族だった。お互いに声を掛け合いながら木の実を食べている。望遠鏡でのぞくと、彼もこちらをのぞいていて目があってしまった。

Borneo旅行 Aug/2000 NO3

<四日目、8/8(火)の午後>
午後は13:30にロッジを出て、再びゴマントン洞窟へ。今度は洞窟の外側を登って、夕方のコウモリの大脱出を見るため。
しかし、あいにくゴマントンに着く頃から雨が降り出し、傘をさしながら、滑る石灰岩の道を登った。
上部に行くと、ツバメの巣採取用の作業小屋がいくつか建っていたので、その中の一つに入れてもらう。

作業小屋と洞窟出口.jpg (28464 バイト) 作業小屋と向こうに見える洞窟の穴(ここからコウモリが出てくる)

小屋の水は青色のタンクに天水を集めて利用している。
作業小屋の中には男ばかり3人。コーヒーを出してくれた。日本でいうと、出稼ぎ労働者の飯場の雰囲気だ。

小屋の男達.jpg (24928 バイト) 小屋の中で男達と

ツバメの巣にも白と黒の2種類あって、白いのが上質なのだそうだ。見たところ、黒いのは羽まじりだった。

ツバメの巣2.jpg (16542 バイト) 右端が上質の巣(白色)

しばらくして雨がやんだ。
ここからの景色は抜群。広く熱帯林が見渡せる。

ゴマントン洞窟上から見た熱帯林.jpg (18289 バイト) 小屋から見渡した熱帯林

夕暮れが近づいてきた。ツバメが洞窟の穴から出たり入ったりしている。
18:04やっと、コウモリが出てきた。いくつかの集団になって空に舞い上がっていく。
しかし、竜巻のようなものすごい数にはならない。18:20脱出終了。今日はスカだったみたい。
上空にBat Hawkというコウモリを襲う鷹が2羽、飛んできたが何もしないで行ってしまった。
雨上がりだったのがよくないようだ。コウモリは天気が良ければ、夕方洞窟を出て夜に餌をとり、明け方また帰ってくるそうだ。
そして、昼間は寝ている。

洞窟の中におりるはしご.jpg (19492 バイト) 洞窟上部の穴、作業員はこの梯子を降りていく

Borneo旅行 Aug/2000 NO4

<五日目、8/9(水)>
午前6:00より船でオックスボーレイクへ。乗客は仙台から見えていたTさん夫婦と私の3人。

オオクスボーレイクへ.jpg (21949 バイト) Tさん夫婦とオックスボーレイクへ

朝霧の幻想的な雰囲気の川をさかのぼっていく。
テングザル、オランウータン、各種トリを見た。オランは木の実を食べていた。
8:00〜8:45、湖で休憩。コーヒーとビスケットでおやつタイム。ビスケットをつぶしてばらまくと、小魚がいっぱい寄ってくる。
それを手でつかむ。Tさん夫人が上手なので、つかみ方を教えてもらう。
両手を使って一方の手でビスケットを、もう一方の手でそれをくるむようにして、手の中に入ってきた魚をつかむ。
慣れれば簡単だった。

船の上のガイドと私.jpg (20814 バイト) 左がガイドのDENNIS

ロッジに帰ってきて、Tさん夫婦はダナンバレーに向かって10:00前に出発。
見送った後には、私と西欧人の子供連れの計4人が残ったのみ。ボーっとベンチに座って河を眺めていた。
静か、落ち着く。
至福の時が流れていく。

ロッジ前の風景.jpg (20791 バイト) ロッジ前の風景

ここに泊まりに来る客はほとんどが1泊だけ。入れ替わりが激しい。そしていつもほぼ満室。
職員は送迎やガイドに忙しそう。

しかし、ここに来る客は100%外国人だ。日本でいうと、上高地のような観光地に一人も日本人が観光に来ないようなものだ。
現地の人に、ここのような高価なツアーに来るような経済的余裕はない。

今日は午後も船なので、運動不足解消に30分ジョギング。場所は中庭の芝生。
炎天下に走るなんて、我ながらクレージーだ。

芝生の上でジョグ.jpg (18638 バイト) 芝生の中庭、ここで裸足でジョグ

今日の団体客がまだ到着しないので、残っていた4人は昼食を早めにいただいた。
魚の唐揚げがついた豪華版だった。

昼食.jpg (19475 バイト) ランチ

午後はガイドと私だけでクルージング。下流に行った。
また、オランウータンを見つけた。多い。これで、3回目。

昨日見た象が今度は右岸側に移動していた。ということは泳いだということ。
DENNISと二人で上陸して、群に近づく。
象は泥あびをしていた。

ぬた場の象2.jpg (28595 バイト) 象のぬた場

そのうちの一頭が近づいてきた。明らかに攻撃的で、こちらを睨みながら寄ってくる。時々ブオーッと声をあげながら。
すごい迫力。危険!
しかし、DENNISは一歩も引かない。右手をあげて「STOP」と声をあげると、象は立ち止まってしまった。
ここで死にたくはない。私の心臓はドキドキ。恐いぞー。
象はまた前進、「STOP」、何回か同じことを繰り返して、少しづつ下がりながら船に戻った。

象の足が速いのは知っている。後ろを見せて逃げたら、全速力で追いかけてきて踏みつぶされるだろう。

Borneo旅行 Aug/2000 NO5

<六日目、8/10(木)>
今日は、Managgor Riverへガイドと船頭と私の3人で行く。
テングザル、ホーンビルはもちろん、シルバーラングール、大トカゲ、キツツキなどを見る。
狭くなった河の奥で木が倒れていて、行き止まり。
これをもっと遡れば、ゴマントンに行くらしい。
ここで、魚釣り。
餌はソーセージ。竿はなし。糸と針のみのシンプルなしかけ。
すぐに大きなナマズがかかってきた。私もやってみた。次々とかかる。面白い。
一度大きな鯉のようなのが釣れたが、もう少しのところで逃がしてしまった。
今度行くときは、鯉釣り用のイモようかんを持参すればいいかも。

なまず.jpg (13836 バイト) 釣れた魚、23cm

11:00過ぎまで魚釣りに熱中して、帰路につく。
途中、キングコブラが泳いでいた。

キングコブラ.jpg (13289 バイト) キングコブラ

午後は他の二組の西洋人カップルと一緒に、Tenaggang Riverへ。
テングザルの集団が川辺に降りて水を飲んでいた。我々が近づくとあわてて木に飛びついたが、その時、歩き方を観察できた。
カンガルーのように、後ろ足で飛び跳ねるようにジャンプしながら移動した。しっぽが長く太いのでカンガルーの様に見える。
また、別の所ではテングザルの赤ちゃんがおっぱいを飲むのが観察できた。
あと、子ワニがいたが、すぐもぐってしまった。
ここのクルージングは、何回行っても新しい発見があるのであきない。

<七日目、8/11(金)>
いよいよ、最終日。朝は再び、ロッジ後ろのトレイルへ。
また、オランウータンがいた。今度はでかいオス。これで、4人め。すごい頻度だ。
レッドリーフモンキーもいた。こいつは体つきも顔も、テナガに似ている。
リスの赤ちゃんがちーちーと親を求めて鳴いていたので、捕まえて、周囲を見渡すと親がにゃーにゃーと鳴いて子リスを呼んでいた。
もちろん、すぐに逃がしてやった。

リスの赤ん坊.jpg (10661 バイト) 手乗りリス

9:00に支払い(ビール代のみ、100リンギ)をすませ、サンダカンに向けて出発。
途中、パーム園の脇で、パームを採取した。

このパームについては、帰りの飛行機の中にあった機内誌「Going Plages」に記事があった。
The Golden Goodness of Palm Oil という表題で、要するに、パームの実は
@コレステロールが少ない。また、良性HDLをふやす。
AビタミンEとβカロチンが多い。これは心臓病やガンの予防作用がある。
ということだ。
パームの実は、外側の部分がクッキングオイルやマーガリンなどに使用される。

でも、このパーム園の広いことといったら、・・・。
このパーム・プランテーションのおかげで、どれだけの動物が住みかを追われただろう。
スカウやダナンバレーでは、野生動物を見るための観光業が成り立っているので、これ以上の森林伐採はなさそう。
現状では、この残されたささやかな森を守るためには、我々が観光に行って現地の経済に貢献する以外にないようだ。

パーム.jpg (26116 バイト) 道路脇に集められたパーム

サンダカン市内で時間をつぶして、コタキナバルに戻る。

<八日目、8/12(土)>
最終日。街の散策。日陰に腰掛けて行き交う人を見ていると、中に靴磨きの少年がいた。ずいぶん懐かしい気がした。日本では40年前の光景だ。
腹が減ったので、「源利茶餐室」という看板の店に入って、生蝦水餃(3.5リンギ)という肉骨茶を食べてみた。日本で言えば、餃子ラーメンです。
店の兄さんは威勢が良かった。

肉骨茶のおにいさん.jpg (20147 バイト) 店の兄さん 餃子ラーメン.jpg (13843 バイト) 生蝦水餃

それから、海よりの中央マーケットとフィリピンマーケットをぶらついた。米屋さんではかわいい女の子が店番をしていた。

お米屋さん.jpg (18486 バイト) 中央マーケットのお米屋さん

夕方4時発の直行便で関空へ。無事帰国。直行便は楽だ。
関空よこの、りんくうタウンにあるワシントンホテルで寝て、翌朝帰宅。このホテルは真新しくてよかった。
この宿泊費は航空券に含まれていたが、普通に泊まると、1泊シングル9500円(最低ランクで)もする。

<反省点>
@どうせ高い森林の上にいる動物だろうから、いい写真は撮れないと考えて、オリンパスμUというポケットカメラしか持っていかなかったが、これは失敗だった。河沿いの見晴らしのいいところに動物がいるので、望遠付きのでかいカメラがあれば、船からもっといい動物写真を撮ることができただろう。
A蚊はいた。虫除けはあったほうがいい。それより困ったのは、寝ている間にあちこち虫にかまれたこと。どうもベッドにダニかなにかの虫がいたようだ。あとあとまで痒かった。いまでも痒い。これはどうすればいいのだろうか?名案があれば教えてほしい。

<まとめ>
ゴマントン・スカウは動物が非常に豊富だということがよくわかった。ここに記載していない動物、植物、昆虫はまだまだいっぱいある。
ただ、ここの熱帯雨林は2次林らしく、うっそうと茂っているわけではない。本当の原生林は非常に狭い範囲にしかない。
それで、ボルネオの熱帯雨林体験ツアーとしては、ダナンバレーでまず原生林を体験し、その後スカウに移動して動物をたくさん見るというようなパターンが理想的なのかもしれない。

おしまい。

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