ダナンバレー 2005/07/26〜2005/08/09 No1

(0)はじめに
今回がボルネオ訪問13回目、ダナンバレー(BRL:Borneo Rainforest Lodge)へは11回目となった・・・というこの書き出しは前回訪問時の書き出しと同じだ。旅行の手配は今回もジスコ・森本さんにお願いした。
これで、ダナンバレーでテナガザル家族(SAPAファミリー)を全日追いかけた日数は、今回を含めるとのべ48日になった。

東工大・生命理工学研究科・院生の金森朝子さんがBRL周辺をフィールドにしたオランウータンの調査を今年から本格的に開始されている。対象動物は違っても、同じ森で仕事をする友人がいるということは本当に心強い。ワクワクしながら出発した。
ボルネオへ出発する前に理化学研究所・脳科学総合研究センターの岡ノ谷一夫さんにメールを送ったところ、一度理研でセミナーをやりませんかというお誘いを受けた。ダナンバレーで初めてテナガザルのコールを聞いた時、何かしゃべっているのではないかという印象を持ったが、それ以来、音声の意味を解明したいという強い意欲を持って調査してきた。音声研究初心者の私に声をかけていただき、音声分析に明るい展望が開けてきた。これも調査へのやる気をかき立てた。
言語の起源を解明するという大きなテーマにテナガザルの音声研究が役に立つかもしれないということはずっと考えてきた。何故ならテナガザルはヒトの直系の祖先、しかも系統的に類人猿という非常に近い存在だからだ。テナガザルの音声をヒトの言語と直接的に比較できる可能性がある。特にヒト幼児の言語獲得前後の発達と比較すれば、何か分かるかもしれない。
そのためには、
動物園で音声を拾い分析する、あるいはテナガザル幼児の音声発達を追跡するという方法もあるが、私はこの方法には限界があると考えている。動物園のテナガザルは、親や周囲の個体から音声学習する機会なしに育っている。言語は社会から切り離されては存在しないので、そのような個体の発する音声が本来の言語としての機能を持っているかどうか疑わしい。野性での生きた音声のやりとりをその文脈をできるかぎり詳細に記録しながら録音し分析する。そのデータこそが貴重だし、言語の進化研究に役立つだろうと考えてきた。そのフィールドとしてダナンバレーは最適と思われる。なぜなら、テナガザルの家族がすっかり人慣れして、その姿を間近に見せてくれるから。もちろん音声も簡単に録音できる。

というわけで、今回もDATウォークマンを持って一週間連続追跡を試みることにした。
それで、追跡の結果はどうだったかというと、7/27(水)PM14:10から8/4(水)AM06:20まで一度も見失うことなく(これはすごいことだ!)連続的に追跡できた。ま、追跡中に雨が一滴も降らなかったという幸運もあったが、Donnyと組めば追跡は完璧にできるという自信ができた。

 追跡中のDonnyと私(今回は傘は不要だった)8/1午後

ここまでいろいろと書いてみたが、本当のところは、あの森の中にずーっといたいという欲求が一番強かった。テナガザルと一緒にあの森を歩くというのが楽しい。

2005/09/04、タイのGRPからニュースが届いたが、タイはいま雨期で森に放したテナガザル家族の追跡調査が困難だという。(高校生は和訳しましょう↓。)
「Unfortunately, since the start of the rainy season we have had to cancel a lot of our observation days in the forest. The forest is a potentially dangerous place at any time, however it is particularly hazardous after lots of rain. The slippery leaves and uneven ground, not to mention the steep inclines and declines make the progress slow and it is often very difficult to follow the families for a whole day. There is also danger in the form of ticks and leeches, and the very annoying mosquitoes. Although we are in a Malaria free area here, there's still the possibility of contracting Dengue fever. Since the volunteer numbers are very low at the moment we cannot afford to have anyone sick. 」

ダナンバレーの原生林には今のところマラリアもデング熱も入り込んでいないし、危険な猛獣もいない(毒蛇はいるが)。ヒルはでかいのがいっぱいいるが、噛まれても出血するだけでどうということはない。
しかし、今回危険を感じた事件が二つあった。一つは蜂。もう一つは蟻。
蜂は突然飛んできて刺すことがある。そばにいた人が首筋を刺された。頭の黒髪に反応して近づいてきたようだ。蜂はクマが天敵なので、防衛のため黒いものを襲う習性があるらしい(金髪に染めれば問題ないかも)。スズメバチの類には強烈な毒を持ったものもいるので巣の近くを通るときには注意が必要だ。7/31(日)のPM12:30にメインロード横の給水施設のそばで腰をおろしたところ、足に激痛が走った。見ると、左足が蟻の巣を踏みつけていたのだった。怒った蟻が足に群がっていた。その一匹がズボンの上から刺したというわけ。びっくりして飛び退いて蟻を振り払ったが、激痛はしばらく続いた。熱帯雨林では、こういう小さい動物の方が危険だ。

調査方法については、京大・霊長研の松沢哲郎さんから詳細な助言をいただいていたが、そのうち活動時間配分(アクティビティー・バジェット)だけは何とかやってみようと考えていた。これは、feeding, moving, resting, groomingの4つを区別し、10分間に1回の瞬間タイムサンプリングを行うというもの。私はこれ以外にsingingを加えてみた。

(1)活動時間配分
7/28から8/3までの1週間のデータ(行動開始時刻から終了時刻までのデータ、だいたい午前6時〜午後3時まで)を集計すると、下表のようになった。単位は%。
シギューのデータを下記に示す。ただし、feeding(f), moving(m), resting(r), grooming(g)、不明(n)とする。

7/28 7/29 7/30 7/31 8/1 8/2 8/3
5 30 n sing n m/f n n
40 n n m n m sing
50 sing sing sing m/f sing sing
6 00 sing sing sing n sing sing
10 m n m m m m
20 m n f m m r
30 m n f m m n
40 m m f m m f
50 f m m n f f
7 00 f m n n f f
10 f f n n f f
20 f/r f n m f r
30 f/r n m f f m
40 m m r m m f
50 m m m f m f
8 00 m f n g m n
10 f f m n r m
20 n f m n r m
30 f f f n f m
40 f n f g f m
50 f/m f f f r f f
9 00 f f n f g m g
10 n n n m g r f
20 f n n n m r f
30 f f n n r f g
40 m n n n m f m
50 m/r r n f m f r
10 0 m/g m n g f r f
10 g/r f n g f m m
20 r f m m f g n
30 n m n m m r m
40 n m n g r m f
50 g/r m f/m m r r f
11 00 m m n g r n m
10 f n n f m n f
20 m n n f m n f
30 n m n n m r r
40 r m f m n g m
50 r m m n m g m
12 00 m/f n m m m r m
10 m/f n m r m r m
20 f m f r g f m
30 r g n r g m m
40 r g m m f m f
50 m r r f m m f
13 00 m m g/m f m n m
10 n f m m f r r
20 m m f f m m n
30 m f f m m f r
40 r m f m m n r
50 m r f m f m f
14 00 f n f f f n r
10 f n f r n m m
20 f m g g f f r
30 m f r m f f r
40 r f m f m m r
50 r/f m f f sleep m r
15 00 sleep sleep m f sleep sleep
10 sleep m
20 sleep

05:30からsleepまでの行動を%で示すと以下のようになる。

sigyu siunduk sikusai
singing 3.1 2.1 0.0
feeding 27.2 28.0 28.4
moving 33.2 37.4 32.8
resting 12.6 10.5 8.4
grooming 5.5 7.5 8.9
unknown 18.4 14.5 21.4
100.0 100.0 100.0

シギュー(父)のデータをグラフ化すると、下図のようになる。


典型的な一日の行動をあげると以下のようになる。
早朝5:00に起きて5:30過ぎからモーニングコール、それからイチジクの大木へ移動し朝食、その後移動しながらデザートに若葉を食べて、休憩をはさんでグルーミング&追いかけっこや取っ組み合いなどの遊びをする。さらにフタバガキやAlungiumの実を食べながら移動し、休憩、グルーミング&遊びをする。14:30頃に再びイチジクの大木へ行き早めの夕食をとる。そこから少し移動して15:00過ぎから動かなくなり、翌朝まで同じ場所でじっと寝る。
朝食、夕食というハッキリした食事の習慣があるのが面白い。また、雨期に比べると活動的である。移動距離は長いし行動範囲も広い。また、取っ組み合いや追いかけっこなどの体を動かす遊び(上図のmovingに含まれている)も活発だった。

(2)行動の軌跡
1週間の軌跡をまとめると、下図のようになった。例年の乾期の行動範囲とそれほど変わらないが、メンバーが一人減ったので少し狭まっているかもしれない。そういえば東の川沿いには一度も行ってない。

 1週間の軌跡

(3)移動順序
移動順序は計37回カウントできたが、先頭がシギューだったのが21回、シウンドが12回、シクサイが4回だった。お母さんがいなくなって父と娘(姉)が群れを主導していることがわかる。なお、Fはシギュー、Dはシウンド、Sはシクサイを示す。

1 FDS 11 DSF 21 FSD 31 DSF
2 DSF 12 FDS 22 FSD 32 FSD
3 FDS 13 FDS 23 FSD 33 SDF
4 FSD 14 FDS 24 DSF 34 DSF
5 FDS 15 DFS 25 FDS 35 SFD
6 SFD 16 FSD 26 DSF 36 SDF
7 FDS 17 FSD 27 FSD 37 DFS
8 FSD 18 FSD 28 FDS
9 DSF 19 DSF 29 DFS
10 FDS 20 FDS 30 DFS

誰の後に誰がついていくのかに注目すると、以下の表のようになった。
シウンドの後にシギューがつく回数がやや少ない。またシウンドの後にシクサイがついていくことが多いことが分かる。

F D S
F - 13 14
D 6 - 19
S 10 12 -

(4)コールのまとめ
SAPAファミリーを追跡して、これまでと大きく違っていたのは、シギューとシウンドがほぼ連日コールしたことだ。シギューは12日間で10日もコールした。また、8/5には朝と午後の2度もコールした。シギューにあわせて、シウンドも8/6以外の連日(12日間で11日)コールした。これほど頻繁なコールは今まで観察したことがない。
要因としては、今のところシカサン(母)がいなくなったこと(2005年4月から行方不明、原因は分からない)しか思いつかない。シカサンを呼んでいた、あるいは探していたのかもしれない(あるいは、新たなお嫁さんを呼んでいたとも考えられる)。今年の年末にも頻繁なコールが観察されるなら、かなり長時間心の傷を引きずるサルだと言えるだろう。

滞在中、ロッジ周辺から聞こえてきたモーニングコールを最初に聞いた時刻とシギュー(父)・シウンド(娘)のコール時刻をあげてみると、下記のようになった。なお、天気は午前6時のもので、空に星が見えた場合を晴れとした。

シギューのコール シウンドのコール シギューのコール シウンドのコール シウンドのコール
天気 周辺のコール開始時刻 開始時刻 終了時刻 開始時刻 終了時刻 開始時刻 終了時刻 開始時刻 終了時刻 開始時刻 終了時刻 移動開始時刻 移動終了時刻 備考
7/27 15:08 15:50からシギューのコールあり
7/28 薄曇り 04:50 05:53 06:10 17 06:10 06:11 1 07:46 08:00 14 05:40 14:37 下弦の月
7/29 薄曇り 05:14 05:46 06:00 14 06:00 06:02 2 06:00 14:52
7/30 05:09 05:48 06:06 18 06:01 06:06 5 06:35 06:40 5 09:19 09:29 10 05:30 15:10 06:35はマカクに対するコール
7/31 薄曇り 05:33 05:46 06:04 18 06:00 06:04 4 05:40 15:20
8/1 晴れ 05:18 06:54 06:57 3 05:50 14:50
8/2 晴れ 05:19 05:41 06:04 23 05:51 06:04 13 06:04 14:50
8/3 晴れ 05:19 05:35 06:00 25 05:40 05:53 13 08:09 08:11 2 06:10 14:15
8/4 05:48 05:59 06:10 11 06:07 06:09 2 05:50
8/5 晴れ 05:26 05:26 06:22 56 06:06 06:22 12 14:05 14:24 19 14:21 14:24 3 06:22 15:25 新月
8/6 薄曇り 05:22
8/7 05:33 05:35 06:05 30 06:01 06:04 3 06:05
8/8 05:35 05:45 06:12 27 05:58 06:07 9 06:12

これまでテナガザルは午後にはコールしないと言われてきたが、7/27と8/5にシギューが2回、8/3に対岸の家族が1回と、計3回もアフタヌーンコールを聞いた。今回だけでなく以前にも何度か午後に音声を聞いているので、テナガザルは午後にもコールする。
追跡中(テナガザルの行動中に)に雨は一度も降らなかった(夜間には降ったが)。月明かりは8/5が新月だったのでその前後の夜明け前は暗かった。月明かりのある朝は早く鳴き始める傾向(7/28の下弦の月では4:50に鳴き始めた)がある。BRL周辺のテナガザルのコール開始平均時刻は5:22だった。ということは、乾期の7,8月では5時前後に追跡を開始しなくてはならないということになる。

(5)特徴的な音声について
上記の表のように、8/6をのぞいて連日コールがあった。
そのうち、7/30のAM06:36からのデュエットソングが興味深かった。というのは、これまでシクサイ(息子)はグレートコールの最後にかん高い声で鳴いていたのに、今回はシウンドと最初からデュエットしていたことがわかったから。この場面では、すぐそばにマカクの群れがいて、それに対してコールしたという状況だった。その音声(mp3)
その音声の一部のソナグラムを下に示す(15秒間)。紫色矢印がシウンドで、赤色と青色がシクサイと考えられる(あるいは、赤がシクサイで青はシギューかもしれないが、いずれにしてもどちらかがシクサイであることは間違いない)。シクサイは声変わりしたことになる。つけ加えると、シウンドのグレートコールが何度か発声されたが、あのかん高い声は一度も聞こえなかった。



もう一つ、興味深かったのは、8/7のAM05:54のシギューのコールだった。途中で非常に長いフレーズが挿入された。約30秒。こういう長いフレーズは珍しい。何かを訴えているようにも感じられる。その音声(mp3)



(6)今後の課題
今後、シカサン(母)のいなくなったSAPAファミリーがどのような家族構成になっていくのか興味深い。シギュー(父)が残って後妻をもらうのか、シギューが出て行ってシウンドに新たなお婿さんがやってくるのか、それともシギューもシウンドも残って父娘で縄張りを維持するのか、今後とも見守っていきたい。また、それに伴いコールがどのように変化するのかにも関心を持って調査していきたい。

ダナンバレー 2005/07/26〜2005/08/09 No2

記録:
7月26日(火)
関空発のMH51便(コタキナバル経由クアラルンプール行き)の出発は12:00。乗客が少なかったので、少し早めに離陸した。関西からボルネオへ行く人は少ないんだろうか?ちょっと拍子抜け。
今回のボルネオ訪問で強く感じたことは、外国人観光客が増えていたこと。これはKK(コタキナバルのこと)だけでなく、ダナンバレーでも同様。帰国直前の8/8夕方、KKで飛行機待ちの時間があったのでハイアットホテルで部屋を取ろうとしたら満室だった。イスラムの行事があるとか旧正月とかなら分かるが、ただの平日にハイアットが満室とは予想できなかった。タクシー運転手に聞いたところでは、KKではヨーロッパからだけでなく、香港、中国、台湾、韓国やオーストラリアからの客が増えたという。
BRL(ボルネオレインフォレストロッジのこと)でも、滞在中満室が多かった。BRLの場合は、ヨーロッパ、特にイタリアやスペインなどからのツアー客が増えていた。
というわけで、最近のボルネオ・サバの旅行は早めに予約しないと宿を取るのも大変ということになりかねないので注意が必要だ。ま、雨期(10月〜2月)は大丈夫でしょうが。

KKには予定より少し早く着いた。16:00。すぐにベバリーホテルへ。迎えのジスコ現地職員の若者が日本語を話したのにはビックリ。日本に留学して日本語がペラペラになったという。ホテルに荷物を置いてセンターポイントへ買い出し&夕食。マンゴスチン、青リンゴ、オレンジ、バナナにライチジュースを購入。2F(日本式では3階のこと)の店で1時間マッサージ(50リンギ)してもらってから、カンポンアイルで夕食。焼きそばがうまい。

7月27日(水)晴れ
AM06:55発のいつものプロペラ飛行機でラハダトゥへ。AM07:50着。

 KK空港のゲート6

ラハダトゥ空港ではガイドのDonnyが迎えに来てくれていた。客は我々だけだったのでランクルで快適なドライブとなった。天気もいい。道路が乾いている、ということは雨が降ってないということ。
ロッジに着くと、兵庫県立人と自然の博物館主催のジャングルスクールの一団と出会った。この催しには安間繁樹さんが講師としていつも参加されているので、是非会いたいと考えていたが、食堂ですぐに見つけることができた。私とは入れ違いで、午後13:30に出発してKKへ向かうということで、立ち話しかできなかったが、出会えてよかった。調査を頑張って下さいねと励まされた。それに、名誉館長の河合雅雄さんにも紹介頂き、テナガザルの研究について少しお話しすることができた。

 ジャングルスクールのメンバーが出発するところ

ジャングルスクールの一団を見送った後、しばらく部屋で休憩し、PM14:00からNature trailへ。ゆっくりゆっくりと歩いて行くと、14:10前方でバサッという枝の動く音がした。見上げると、テナガザルではないか。なんと初日の午後にもう出会えるとは。
シカサン(母)がこの4月に消えたということをガイドのDonnyから聞いていたので、すぐメンバーを確認したが、やっぱりシカサンはいなかった。何だか信じられない。一番元気で丈夫そうだったのに・・・。身内が亡くなったような寂しい気持ちになった。
一応SAPA家族に出会うことも想定して準備はしていたので、すぐに追跡に入った。
Nature trailからスタッフクオーター(SQ)方面へ移動し、14:44にシギュー(父)・シクサイ(弟)の二人とシウンド(姉)が別れたので、シウンドを追いかけた。彼女は再びNature Trailへ戻り15:08に動かなくなった。そこで、ロッジへ戻りDonnyと一緒にキャノピーへ向かったところ、15:50にシギューのコールがSQ方面から聞こえてきた。あわててSQに戻ったが、その時にはコールが止んだので録音はできなかった。しかし、こんな時間にコールが発せられるとは。離れたシウンドを呼んでいたのかもしれない。

その夜、金森さんと出会って、いろいろと話し合った。詳しい内容はここには書けないが、おおいに参考になった。また、金森さんから活動時間配分(アクティビティー・バジェット)について詳しい助言をいただいた。

 7/27のルート図

7月28日(木)午前中くもり、夕方晴れ、雨降らず
昨夜シウンドがNature Trailで寝たので、その木の下で朝の5時から待っていたら、AM05:33に東の方からシギュー(父)の声が聞こえてきた。それで、そちらへ移動したが、その声は2分で終わった。シギューは東へ移動し、王様の家の横のイチジクの大木へ行き、そこでAM05:53から歌い始めた。06:05にはシウンドの単調なホッ、ホッという声が西方から聞こえてきて06:11まで、グレートコールが2回発せられた。その後、イチジクの大木で05:40〜07:10まで採食。大木からのジャンプは、シギュー、シウンド、シクサイの順。

  王様の家の横のイチジクの実

北へ移動しSQの南の角にしばらく滞在した後、Nature Trail方面へ。その途中で、シウンドとシクサイが遊んだ(07:08、07:36、07:46)。

 肩をくんでデュエットするシクサイ(左)とシウンド(右)07:50頃

その後、シギューとシクサイが遊んだ(08:01、08:16)。08:45にNature Trailの交差点にあるAlungiumの木に着き赤い実を採食。08:54には少し北へ移動し若葉を食べ休息。

 若葉を食べるシギュー

09:10-09:16は動かない。09:28にシウンド、シクサイ、シギューの順にHornbill Trailを横切りDanum Trail沿いに進んだ後、東へ向かい10:41休息。
この時、大蛇の這った跡を発見した。

 傘の右側に這った跡がある

11:03、Hornbill Trail100m地点を通過し、11:40給水所タンクの裏へ。12:00メインロードをジャンプし東側のイチジクの大木の南隣のフタバガキの大木で採食。何度かこの森を訪問しているが、これほどフタバガキの実が熟しているのを見たのは初めて。一斉開花が近いのだろうか?

  くるくる落下するフタバガキの実

シギュー、シクサイの順に北へ向かいかけたがUターンし、12:55もとの給水タンク横へジャンプ。南下し、13:13にNature Trailへ。この時、シギュー、シウンド、シクサイの順に移動した。メインロードを東にシギュー、シクサイ、シウンドの順に横切る時、13:25に道路上でシウンドがウンチをした(サンプリング)。13:50に朝滞在した王様の家の横にあるイチジクの大木へ着き、採食。これが夕飯といった感じ。14:16トレイル上をジャンプして北東方向へ移動。14:25、シギュー、シウンド、シクサイの順に移動。14:37SQのグランド東で動かなくなった。

 7/28のルート図

7月29日(金)朝のうち霧、晴れ、13:40頃少しパラパラと降った以外は雨降らず
午前5時すぎからSQのグランド横へ。AM05:46からシギューのコールが始まった。動きながらコールする姿をビデオに撮ることができた。06:00にコールは終了し、東へ移動。06:08シギューがウンチ。南へ進み、06:35、シクサイ、シギュー、シウンドの順に移動。06:35王様の家の横にあるイチジクの大木へ着き、採食。これが朝食だろう。07:34、シギュー、シウンド、シクサイの順にジャンプして北西方面へ。07:40過ぎ、シギューとシクサイが遊ぶ。この遊びというのは、取っ組み合いや追いかけっこ。07:54メインロードを横切る時、シギュー、シウンド、シクサイの順だった。Nature Trailを西へ移動し、08:41ロッジ北東の大木へ到着、ほんのり赤い若葉を食べる。ここに11:04まで滞在したが、08:57〜09:23までシギューだけメインロッジの建物の南側まで往復した。これは果実が熟していないかどうかを偵察に行ったようだ。09:30〜09:51まで対岸からデュエットソングが聞こえてきた。10:52頃にはシウンドとシクサイが追いかけっこをして遊んだ。

 コールするシギュー

 大ジャンプ

11:04に大木を離れ、Nature Trailを北へ移動。途中、11:15にもシウンドとシクサイが遊んだ。12:02には全員が水飲み。12:29にはシウンドとシクサイが、12:36にはシギューとシクサイが遊んだ。12:33、シウンド、シクサイ、シギューの順で移動した。12:36にはシギュー、シウンド、シクサイの順に移動した。13:08〜13:20、Nature Trailの交差点にあるAlungiumの木で赤い実を食べる。

 Alungiumの実(右端のは囓った跡)

13:20北へ少し移動したが、すぐにAlungiumの木に引き返し、東へ移動。13:33にはシウンド、シクサイ、シギューの順に移動した。13:36にメインロードを横切ったが、この時はシギュー、シウンド、シクサイの順だった。再び14:18〜14:44まで王様の家の横にあるイチジクの大木で採食。14:18道路上に落ちてきたウンチをサンプリング。14:44シギュー、シウンド、シクサイの順にジャンプして北へ移動し、14:50シギューとシクサイがほぼ同じ場所で移動を停止した。シウンドは14:52、道路を隔てて西側へ移動して動かなくなった。

7/29のルート図

7月30日(金)朝のうち霧、晴れ
午前5時31分、ホッという声が2回聞こえた。05:48〜06:06まで動きながらコール。途中でシウンドも合流し南へ向かう。途中マカクの群れと遭遇し、マカクに対して06:35〜06:40までシウンドとシクサイのデュエットソング(グレートコール含む)が発声された。07:04〜07:24まで王様の家の横にあるイチジクの大木で採食。その後、西へ向かいメインロードを07:42、シギュー、シウンド、シクサイの順に横切った。07:57、ロッジ北東の大木へ到着、若葉を食べる。この木の付近に11:45まで長時間滞在した。09:19〜09:29までシウンドとシクサイのデュエットソングが大木の北隣の木で発声された。10:20頃には大木付近でシウンドとシクサイが遊んだ。その時、シギューはメインロッジの玄関前の木に行った。しかし、Alungiumの実が熟してなかった(or盛りを過ぎていた)のですぐもとの大木に戻った(10:47)。シギューは10:47〜10:53まで、昨日と同じくメインロッジの建物の南側まで往復した。11:45まで大木に滞在してから、シギューはNature Trailを東に進み12:35にメインロードを横切り(この時シギューがウンチをした)、シウンドとシクサイは12:50に道路を横切った。道路の東側の木で12:56〜12:58までシギューとシクサイが遊んだ。13:11には朝も滞在した王様の家の横にあるイチジクの大木に着き、14:54まで採食&休息した。14:20にはシギューとシクサイが交互にグルーミングしていた。14:54シウンド、シギュー、シクサイの順にジャンプして移動し、シギューは15:10に道路沿いの高さ10m余りの低い枝の上で座ったまま動かなくなった。他の2人は姿は確認できなかったが近くで寝たと思われる。なお、17:10と20:20にシギューが全く同じ場所で寝ているのを確認した。

 7/30のルート図

7月31日(金)前夜夕立(雷あり)あり、朝のうち薄曇り、晴れ
東の空高く三日月が出ていた。午前5時15分にシギューの寝場所へ。05:40にシギューは動き出した。ということは、前日の15:10から朝の05:40まで全く同じ場所でじっとしていたということ。そばの木で05:46からコール開始。06:00にはシウンドがグレートコール。06:04にコールが終わり、王様の家の横にあるイチジクの大木に向かって移動開始。06:14着。シギュー、シクサイ、シウンドの順にジャンプした。06:53までイチジクを食べた。SQ南を通ってNature Trailへ。メインロードを07:23に横切ったが、その時シクサイがウンチをしたのでサンプリング。道路上でウンチをすることが多い。Nature Trailに入ってから07:46にシウンドもウンチした。07:50には遊び(誰か不明)。08:25にロッジ北東の大木に到着、赤い若葉を食べる。イチジクが朝食のメインデッシュで若葉がデザートといった感じ。

 ロッジ北東の大木、下部に赤い若葉がある

09:10に今度は3人でメインロッジの建物の南側まで移動。ここには私の泊まっていた部屋があるので、部屋のベランダ&部屋の前の木橋から容易に観察できた。09:23にはシクサイが枝の上でごろっと横になって昼寝。

 シクサイが昼寝  シウンドが歩く

付近で若葉を食べたり休息したりして、09:50にもとの大木に戻った。この時のジャンプはシギュー、シクサイ、シウンドの順だった。大木では、10:00にはシギューは若葉を食べていたが、シウンドとシクサイは交互にグルーミングしていた。ところが、10:04にはシギューとシウンドがグルーミング。大木には10:15まで滞在して、北へ移動開始。途中、休憩したり、10:46にはシウンドとシクサイが、10:54〜11:00にはシギューとシクサイが追いかけっこをして遊んだ。11:09〜11:30まではNature Trailの交差点にあるAlungiumの木で赤い実を採食。その後、北へ向かい11:40、Danum TrailとHornbill Trailの分かれ道の手前でレッドリーフモンキーの群れと遭遇した。約10分間、レッドリーフモンキーと遊んだ。この”遊ぶ”という表現は正確ではないが、テナガザルがちょっかいを出すとレッドリーフモンキーは逃げる、しかし、ちょっと逃げるだけで、それほど怖がっているようにも見えない、またテナガザルもどこまでも追いかけるわけではなく、単にちょっかいを出しているだけといった感じなので、これは一種の遊びじゃないかと感じられた。11:50にはレッドリーフモンキーを追いかけて遊んでいたのが、今度はシウンドとシクサイの追いかけっこ遊びに変化した。12:09シクサイが水飲み。手を水溜まりに浸けてからその手の指の背側の毛についた水を舐めた。

 シクサイの水飲み

それから東へ向きを変え、給水ポンプの小屋に12:20着。ここで3人とも12:45まで長い休憩。昼下がりのこの時間帯では、20〜30分ほどじっとしていることがある。この時に姿を確認していないと見失ったと錯覚して、周囲を探し回り、その結果本当に見失うということになるので細心の注意が必要だ(以前、このパターンで見失ったことがある)。この給水小屋の横で腰をおろした時にアリ(Fire Ant)の巣を踏んでいたのに気がつかず左足に怒ったアリが群がっていて危うくひどい目に遭うところだった。12:45にメインロードをジャンプして東側のイチジクの大木へ。しかし、イチジクの実はなっていないので、隣のフタバガキへ行ってその実を採食した。13:10、シギュー、シクサイ、シウンドの順にジャンプして道路西側へ移動し、そこの木で大きな若葉を食べた。南下して13:44にNature Trailからメインロードを東へ横切った。この時ウンチをした(誰か不明)。14:05、SQへ向かう道路を、シウンド、シクサイ、シギューの順にジャンプして横断した。14:13〜14:20まで、シギューとシクサイが交互にグルーミングした。

 シクサイがシギューをグルーミング

14:30に再び王様の家の横にあるイチジクの大木に着き、15:00までひたすらイチジクを食べた。ここで注意点を一つ。乾期では15:00頃にねぐらに着くが、果実のなっているイチジクやフタバガキの大木では絶対に寝ない。このような木には夜に食べ物を求めて夜行性の動物がたくさん寄ってくるのでうるさくて安眠できないし、天敵に遭遇する確率も高くなる。翌朝の朝食としてイチジクを考慮するなら、イチジクの近くの木に移動して寝るのが望ましい。その通り、15:04、シギュー、シウンド、シクサイの順にジャンプして北東方向に移動し、15:10にシウンドとシクサイは動かなくなったが、シギューはもう少し遠くへ移動し15:20に動かなくなった。

 7/31のルート図

8月1日(金)前夜夕立あり、朝から晴れ
午前5時50分シギューが移動開始。珍しくこの日はシギューは歌わなかった。一度SQ方面に向かったあとUターンしてブリッジ方面へ。06:07に元の木へ戻った。06:20にシウンド、シクサイと合流。06:30にシギューは蔓を伝い降り下方をのぞき込んでいた。

 シギューが蔓を登る

その後、SAPAトレイル沿いに北東へ進み、07:26にSB1ポイントの手前で若葉を食べた。07:58SB2ポイントで西へ向きを変えた。08:10〜09:10まで、シギューがシクサイを、次にシウンドがシギューをグルーミングした。

 シウンドがシギューをグルーミング

09:22森の中で雄のオランウータンに遭遇した。Alungiumの木で赤い実を食べていた。そこへテナガザルが侵入したものだから、オランウータンは怒ってつっかかってきた。あわててシギューは逃げたが、4〜5mくらいの距離のところで立ち止まり(こんな至近距離でもオランウータンはそれ以上追いかけなかった)、オランウータンが立ち去るのを待った。オランウータンは09:30に北の方角へ去っていった。

 雄のオランウータン

09:48にメインロードを飛び越え、09:54トレイルの交差する地点にあるAlungiumの木へ。10:27まで滞在。

 Alungiumの実

その後南西へ進み、10:32にシギュー、シクサイ、シウンドの順にジャンプした。10:38〜10:57までシギューは木の枝の上でじっとしてうつらうつらしていた。休憩タイムだろう12:14〜12:34まで、シギューとシクサイがじゃれ合って遊んだ。グルーミングも。

 シギューがシクサイをグルーミング

12:35Alungiumの実?を食べる。

 Alungiumの実?

12:45には、Hornbill Trail275m地点を横切った。13:24Danum Trail175m地点に到着。13:45葉を食べ、14:12Nature Trail交差点のAlungiumの木へ、14:34まで滞在した。それから、さらに南へ進み、14:50動かなくなった。

 8/1のルート図

ダナンバレー 2005/07/26〜2005/08/09 No3

8月2日(金)朝から晴れ
午前5時25分、Nature Trailで待っていると上からおしっこが降ってきたが、これは誰か分からない。05:41シギューがコールを開始した。06:04まで。シウンドのグレートコールも最後に挿入された。ロッジ北東角の大木へ向かったがすぐ東に向きを変え06:25メインロードを東へ横切った。この時、06:20〜07:05まで45分間、対岸からデュエットソングが聞こえてきたが、これはgreatcallを含まない掛け合いだけの珍しいものだった。その音声(mp3)
06:46に王様の家の横にあるイチジクの大木に着いた。この時はシギュー、シクサイ、シウンドの順にジャンプした。07:40までイチジクを採食。SQの南の木に移動し08:04〜08:57まで滞在したが、この木にロングテイルマカクの群れがいたのでちょっとしたいさかいが起こった。この時、声によるやりとりがあった。最初マカクが声をあげそれに対してシウンドが警告ソングを歌った(グレートコールはなし)。08:30のその音声(mp3)
しばらく休息した後、西に移動し09:17メインロードを西へ横切った。Nature Trailに10mほど入ったところで、09:18シクサイが水飲み。その動画(WMVファィル)

 右手を水溜まりに突っ込んでいるシクサイ

09:29〜10:03、Nature Trail交差点のAlungiumの木に滞在し、採食。少し南へ進み、10:10〜10:35までじっとして休憩した。10:26シギューとシウンドがごろんと横になっている。10:30にはシウンドがシギューにグルーミング。
10:36北へ進み、ダナムトレイルへ。10:36にシウンドがウンチとおしっこ。10:40〜12:11まで若葉を食べたりグルーミングしたり。11:45、12:01にシギューとシウンドが交互にグルーミング、この時シクサイは一人で遊んでいた。北隣の木へ移動して12:11〜12:26まで若葉を食べる。

 若葉をつかみ取るシギュー

Hornbill TrailとのT字路交差点を過ぎたところで、12:39Danam Trail奥からホッ、ホッ、ホッというテナガザルの声が聞こえてきた。シギューはすぐそちらへ向かい、声の方向を見つめていた。Hornbill Trailぼ北側を北東に向かい13:26付近を偵察するようにループ状に動いてから南へ進んだ。13:59シギューとシクサイが一緒に座っていて、シクサイが動こうとしたら、シギューがシクサイの足をつかんだ。ちょっとしたいたずらのように見えた。

 シギューがシクサイの足をつかむ

14:18再度Nature Trail交差点のAlungiumの木に着くと、オランウータンがいた。リナという名前らしい。お互いに干渉しないで一緒に食べていた。14:35Alungiumの木を出発して、14:50ロッジ北東の大木に着き動かなくなった。



8月3日(土)朝から晴れ
ロッジ前の大木で05:35コール開始。06:00まで。06:25ロッジの正面玄関まで来た後、06:30シギュー、シクサイ、シウンドの順にジャンプして道路を横断した。王様の家の横にあるイチジクの大木には06:46着。この時はシウンド、シクサイ、シギューの順にジャンプした。07:16まで滞在しイチジクを採食したが、シギュー、シウンド、シクサイの順にジャンプしてSQ南へ。シギューは07:55メインロードを横断したが、残りの二人はSQ南西角のフタバガキに滞在して実を食べていた。

 フタバガキの実(さまざまな種類の実がある)

08:09にシウンドが短くホッ、ホッ、ホッと声を出したが、これは先に行ってしまったシギューを呼んでいたのかもしれない。シクサイは08:00に、シウンドは08:12にメインロードを横断した。Nature Trailで08:15シギューとシクサイが遊んだ。08:00〜08:42までは遊びの時間だった。シギューとシクサイ、シギューとシウンドが追いかけあったり、取っ組み合ったりした。
シギューとシウンドの取っ組み合いの動画(WMVファイル)

 シギュー(左)とシウンド(右)の取っ組み合い

08:34、シウンドが木登りし、その後セルフグルーミングした。その動画(WMVファイル)
その後、08:48Nature Trail交差点のAlungiumの木へ。北隣にもAlungiumがあって、そこに09:12まで滞在して採食。交差点のAlungiumの木の周辺で09:20〜09:34までまた遊んだ。09:34〜09:48までは休憩。メインロード脇の給水ポンプ小屋へ10:05に着き、10:09シウンド、シギュー、シクサイの順でジャンプして道路反対側のイチジクの大木へ。10:19シギュー、シクサイ、シウンドの順にSQの方へ移動した。11:00メインロードとSQをつなぐ新しい道をジャンプして横断、これはシギュー、シウンド、シクサイの順だった。

 11:00ジャンプ地点から見たSQ

11:06メインロード500m地点をシウンド、シギュー、シクサイの順にジャンプして北側に渡った。10:30〜11:00には若葉を食べた。11:30休憩、11:38グルーミング、11:40は遊び。11:56シクサイがウンチした。メインロードとトレイルの交差点に12:40着、この時、シウンド、シギュー、シクサイの順にジャンプした。Alungiumの木に13:07まで滞在して採食した。12:48〜13:27まで、40分間も対岸からデュエットソング(greatcallの入らない、ホワッ、ホワッを交互に歌う)が聞こえてきた。このような時間にコールが聞こえるのは珍しい。13:07、シウンド、シクサイ、シギューの順にジャンプしてメインロードを南側へ横断した。13:15シウンドがウンチしたのでサンプリング。シギューのみ北の方へ進み、14:15動かなくなった。寝るというわけではなく北の方をじっと見つめていた。15:00まで確認したが動かないので追跡終了。これで、一週間連続追跡を達成。



8月4日(日)朝のうち霧、午前中曇り午後から晴れ
残しておいた目印を手がかりに真っ暗な中をヘッドランプをたよりに昨日の寝場所に05:20到着。じっと待っていると、05:50動きがあったので、昨日の14:15から一歩も動いてないことが確認できた。05:59〜06:10までコールしてから南へ移動したが、メインロードとトレイルの交差点付近で06:20見失った(というか見放した)。しかし、08:50に王様の家の横のイチジクの大木にいるのを目撃された。また、12:15にロッジの私の部屋の裏に出現、若葉を食べながら周辺に滞在し、13:00にロッジ北東角の大木に戻った。この時、シギュー、シクサイ、シウンドの順にジャンプした。

8月5日(月)朝は曇り、06:19から小雨(すぐ止む)、一日曇り
05:26ダナムトレイル方面からコールが聞こえてきたので行ってみると、シギューの声だった。場所はダナムトレイルとホーンビルトレイルの交差するT字路のすぐ手前で、06:22まで続いた。10:30にメインロードからSQへ入る交差点付近で目撃された。そして、11:00にロッジ正面からNature Trailに少し入ったところで発見。追いかけた。11:05にロッジ前北東角の大木に着き、またメインロッジ南まで来た。大木からのジャンプはシクサイ、シウンド、シギューの順だった。11:12に私の部屋の裏へ。若葉を食べる。私に会いに来たんだろうか?人慣れしているというより人恋しいサルになったようだ。13:00にロッジ北東角の大木に戻るまで、約2時間足らずもの間、周辺に滞在した。この間、追いかけっこをして遊んだりグルーミングしたり休憩したりした。
14:05にNature Trail交差点付近からコールが聞こえてきたので直行したら、シギューだった。14:24まで続いた。アフタヌーンコール?コール後東へ移動し、14:44メインロードを東に横断し(シウンド、シクサイ、シギューの順に)、SQ南を通って、14:53王様の家北東の大木へ(シクサイ、シギュー、シウンドの順に)、若葉を食べた。15:19ブリッジの手前から、15:25SQ北東の森の中へ入っていった。これはあえて追いかけず。

8月6日(火)朝は曇り、午後晴れ
朝の5時過ぎから、メインロード600m地点に座ってコールが聞こえないかチェックしてみたが、シギューのコールは聞こえず。07:00キャノピーへモーニングウォークに出かけた訪問者がメインロードとトレイルの交差点にあるAlungiumの木で目撃した。
16:30にキャノピーウォークの吊り橋でオランウータンの子どもに出会った。緑色の大きな実をかじっている。わずか数mの至近距離で、しかも同じ目線でオランウータンを観察でき、ラッキーだった。

 キャノピーの吊り橋の上でオランウータンに出会った。右手に注意。

8月7日(水)朝は霧、午前は晴れたが昼過ぎに雨、あと曇り
ロッジ前北東角の大木で05:35コール開始。06:05まで。その後、Nature Trailを東へ移動した。06:26メインロード手前でシクサイ、シウンド、シギューの順で移動。06:30〜06:45若葉を食べる。07:10メインロードを東へ横断、シウンド、シギュー、シクサイの順にジャンプした。王様の家の横のイチジクの大木の手前に08:40着。それまでの間に、08:10シクサイがシギューをグルーミング、08:12シギューがシクサイをグルーミング、08:15シクサイがシギューをグルーミング、08:20シギューごろんと横になって休憩、08:34シギューとシクサイが遊ぶ。

8月8日(木)朝は霧、午前中くもりのち晴れ
05:45〜06:12まで、ダナムトレイルとホーンビルトレイルの交差するT字路のすぐ手前でコール。Nature Trail交差点のAlungiumの木に06:20着。

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